4月下旬に格付け会社のフィッチ・レーティングス(欧米系)が日本国際の格付けを一段階下げた。格付けを下げた理由に消費増税の延期を決めた後も、その不足分の補填措置を明確にしなかったことが上げられています。

中国やチリの国債より一段階下の格付けになるので個人的には経済発展も天井を打った中国や常に地震のリスクがあるチリなんかよりも格付けが下というのは納得のいかない部分はあります。

しかし、こういった格付け会社の格付けに投資家は敏感に反応するものですし、市場の判断材料にもなり得ります。ただ日本の国債の場合は少し動きが読み辛く、

  • 日本経済の悪化⇒円売り⇒円安
  • 世界経済の悪化⇒有事の円買い⇒円高

とどちらになるのか分かり辛いので注意が必要です。編集部の調査ではここ数年日本経済のマイナス材料の時は円高に動く傾向が多い事も多い事が観測されています。

東日本大震災の時もそうでした。明らかに日本経済に大きな打撃となった天災であるのにもかかわらず圧倒的な円高に振れました。この時は義援金の換金の為の円買いや保険会社のドル資産の円換金などの予測も言われていますが、個人投資家や投機筋のマネーもかなり動いているはずなのでそれだけともいえない状況です。

日本の経済状況に絡む指標の場合は予測に十分な思慮が必要になってきます。